1960年代の中期から後期にかけての音楽は大きく二つに分かれました。
一つは、ゴスペル色を持ったシャウター系の力強い音楽で、
そこから「ファンキーブロードウェイ」のような
エキサイティングなダンスが生まれました。
もう一つは、メロディメーカー、モータウン・サウンド。
こちらからは、ポップで爽やか、ハッピーな気分になれる
「ソウル・チャチャ」に代表されるステップなどが誕生したと言われています。
そして、70年代に入るとステップやダンスは、
音楽と共に商業ビジネスとして、黒人社会の中にその地位を確立しました。
「ストック」「ブレイクダウン」「ファンキー・チキン」「ペンギン」などの、
ダンスが生まれたのもこの頃です。
74年の第一期ディスコブームの頃になると、
白人のミュージシャンもこの業界に参入してきた影響もあり、
黒人独自のソウル・ファッションが姿を消し、
白人ファッションのモードを着こなすようになりました。
この時期になると、「バンプ」「ハッスル」の大ヒットと」共にダンスが大流行!
78年には第二期ディスコブームを迎え、
「サタデーナイトフィーバー」一色となり、ディスコ・ミュージックが大流行しましたが、
四つ打ち系の音楽が主流となったため、味のあるダンスが低迷。
それでもファンキーにこだわり続けたミュージシャンから「スパイク」などの、ダンスが生まれました。
やがて、「サタデーナイトフィーバー」のブームが去り、
80年代を迎える頃には、70年代の黒人特有の音楽は、都会的に洗練されポップスへと変化。
時を同じくして、黒人のアンダーグラウンドの中から「ヒップホップ」が生まれ、
若者を中心に人気が全国的に拡大。
かくして、ソウル・ディスコから生まれたニューダンスは83年で、一つの区切りを迎えました。
ソウル・ディスコ・ダンスは、ステップ系とフリー・ダンス系に分かれ、
基本のステップや振り自体は簡単で、初心者の方も、基本をマスターするだけで、
思う存分楽しめます。
基本が出来たら、ボディリズムと基本的なポージング(逆手逆足・同手同足)に挑戦!
さらに基本を変化させたアレンジを加えると、かなり本格的になってきます。
もっと、踊りを極めたい方は、
拍にこだわり、リズムを自在に表現できるようになると完璧です。
同じ振りを踊っていてもダンスをマスターした人と、そうでない人の踊りが違って見えるのは、
ボディリズムとポージングの隠し味(センス)が違うから。
ソウル・ディスコ・ダンスを追求することで、リズム・ダンスの究極の形が見えてきます。
1961~64 | JAMP BEAT SKATER |
SOUL CHA-CHA |
1965~66 | FUNKY BROADWAY BOOGALOO |
FUNKY WALK TEMPTATION WALK SOUL STEP SOUL CC BROTHER STEP GET READY |
1967~69 | HORSE | IDE WALK POPCORN WALK FUNKY STREET SEXY CHA-CHA PATA-PATA |
1970 | SOUL POWER STOCK FUNKY CHICKEN BREAK DOWN |
FREE CHA-CHA YOU'RE THE ONE SEX MACHINE POPCORN SEVEN JACKSON 5 WAR |
1972 | LOVE SIDE THINK/GOOD FOOT HONKY TONK LOCKING(LOCK DANCE) |
LOOKING THROUGH THE WINDOW |
1974 | WATERGATE BUMP FUNKY ROBOT |
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1975 | HUSTLE OLD MAN POINT FUNKY FRUIT |
BUS STOP ULTRA BUS STOP CHOLATE HUSTLE |
1976 | BODY UP | NIGHT FEVER |
1977 | WORM SHOULDER BABY SITTER |
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1978 | GRANDPA SPANK ROCK FREAK PUMPKING |
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1979 | BOXER DRUNK MONKEY |
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1980 | SWAY | |
1981 | GIGOLO | |
1982 | FLAMINGO WALK | |
2003~2005 | WHAT? MOTOWN25 FREE CHA-CHA SPECIAL BOOGIE MAN BRASS-CON RHYTHM FUNK |